私たち芸術部は、写真班・書道班・絵画班に分かれ、12名の部員で活動しています。
個人の活動だけでなく、共同作品の制作にも力を入れていて、文化祭や吹奏楽部のスプリングコンサートなどで作品の展示も行っています。
活動日は月曜日と金曜日の週2回で先輩・後輩とても仲が良く、和気藹々とした雰囲気で楽しく活動しています。
また、兼部をしている部員も多く、他の部活と両立することもできます。
本館3階の美術室で活動しているので、ぜひ見学に来てください。
高校2年の秋に、F50号の油彩画《虚妄の正義》を描いた芸術部員は令和8(2026)年3月に卒業した。幼い子どもが軍用ヘルメットを被り、誇らしげに微笑む姿を描いた彼女にとって、中学2年の3学期にはウクライナ戦争、高1の秋にはガザの報道があり、戦時下の子どもたちについて考えることが多く、「敵を倒す」という使命で銃を構える子どもの笑顔を描くことで、観る人にも共に考えてもらいたい主題があった。また、初めての油彩画に挑戦したいという彼女自身の課題から生まれた絵画である。
人体のプロポーションやシャツの描き方など技術的な課題もあろうが、敢えてシャツを粗く描くことで衣服に構うこともままならない戦況を暗示させたいという。子どもの柔らかい皮膚と、金属の硬さの対比に注力した様子から描き手の主題が伺える。題名は萩原朔太郎の『虚妄の正義』と同名だが、読んだことはないというのでネット検索で情報提供を試みた。朔太郎の『虚妄の正義』を知る人は重ねて解釈する可能性もあると忠告したが、描き手自身の「虚妄の正義」を聞き、解釈は鑑賞者に委ねることとした。
令和6(2024)年の第46回山口県高等学校総合文化祭に出展、優秀賞を受賞した本作は毎年刊行の冊子『高文連 第36号』(2025年刊行)の表紙に選出された。高文連の「高文祭」を「文化部の甲子園」と例えて文化部員が全国大会に向けて切磋琢磨できる場と伝えることもあるが、大会会場となる都道府県は毎年変わり、令和10(2028)年には山口県で催される。今年の県大会は、周南市文化博物館(11月6日~8日)に開催される。先ずは、9月の光高校文化祭「光輪祭」の展示をお楽しみに!
2026.09.01